法人形態 ( 株式会社 or 合同会社 ) どちらがいいか
起業する際の 法人形態 の選択は非常に重要なテーマになっています。特に「株式会社」と「合同会社」のどちらを選ぶべきか悩む方は多く、2024年の法人数のデータでも合同会社は前年より約15%増加し、着実にシェアを広げています。しかし、制度や仕組みの違いを知らないまま設立してしまうと、後々「こんなはずではなかった」と後悔するケースも少なくありません。本記事では、 法人形態 の基本から、それぞれのメリット・デメリット、さらには大企業や超富裕層がどちらを選んでいるかというリアルな事情まで調べてみました。

Contents
法人の種類
法人形態 の基本的な意味とは
法人形態 とは、法律上「人」として扱われる組織の種類を指します。個人事業主とは異なり、法人になると権利や義務を法人自身が持つため、経営者個人とは別の存在として扱われます。これにより、責任範囲や税務、社会的信用など、さまざまな面でメリットが生まれます。
法人の主な種類とその違い
法人には、営利を目的とする「営利法人」と、公益活動を目的とする「非営利法人」などがあります。特に 法人形態 を検討する際は、自分が営利事業を行うのか、それとも公益性の高い活動を行うのかで大きく道が分かれます。営利法人の代表例が株式会社と合同会社です。
- 株式会社は、株主が出資し、利益配当を受ける仕組みです。出資者と経営者が分かれることが多い点が特徴です。
- 合同会社は、出資者全員が経営に直接関与することもでき、意思決定が迅速になるメリットがあります。
株式会社 と 合同会社 それぞれの特徴
株式会社 の特徴
法人形態 の中でも株式会社は最もポピュラーで、全国の法人の約80%以上を占めています。株式を発行し資金調達が可能で、社会的信用が高いことが最大の特徴です。
合同会社 の特徴
合同会社は比較的新しい 法人形態 で、設立費用が安く手続きも簡単です。出資者が経営に直接関わりやすく、意思決定のスピードが速いことがメリットです。
| 法人形態 | 設立費用 | 社会的信用 | 意思決定の速さ |
|---|---|---|---|
| 株式会社 | 約20~30万円 | 高い | 遅いことがある |
| 合同会社 | 約6~10万円 | 株式会社より低い | 非常に速い |
株式会社のメリット・デメリット
株式会社のメリット
株式会社は資金調達の自由度が高いこと、信用力が強く銀行融資を受けやすいというメリットがあります。さらに株式を譲渡できるため、事業承継や売却も容易です。
株式会社のデメリット
しかし 法人形態 として株式会社を選ぶ際は、登記費用が高いことや、決算公告の義務があること、意思決定に時間がかかるなどのデメリットもあります。特に小規模事業者にとっては負担になることがあります。
- 決算公告の義務は、情報公開の透明性を確保する一方で、競合他社に経営状況が知られるリスクがあります。
- 株主総会など、意思決定のプロセスが煩雑で時間がかかります。
- 設立費用が合同会社よりも高額で、約2〜3倍かかることが多いです。
合同会社のメリット・デメリット
合同会社のメリット
合同会社は 法人形態 の中で、近年急速に人気が高まっています。その理由は、設立費用が安いこと、意思決定がスピーディーで経営の柔軟性が高いことです。ベンチャー企業や少人数でのスタートアップに特に好まれています。
合同会社のデメリット
ただし 法人形態 として合同会社を選ぶ場合、社会的信用がまだ株式会社ほど高くない点や、外部投資家を呼び込みづらい点がデメリットです。また、社名に「合同会社」が必ず入るため、取引先によっては印象が弱い場合もあります。
| 項目 | 株式会社 | 合同会社 |
|---|---|---|
| 外部からの投資 | 受け入れやすい | 難しい |
| 社名の自由度 | 高い(「株式会社」は前後どちらでも可) | 低い(必ず「合同会社」が入る) |
| 信用度 | 非常に高い | 株式会社よりは低い |
大企業はどちらを選んでいるか
株式会社を選ぶ理由
多くの大企業は 法人形態 として株式会社を選んでいます。なぜなら、大規模な資金調達が可能であり、株式市場に上場することで知名度や信用をさらに高められるためです。たとえばトヨタ自動車やソニーなど、名だたる大企業はすべて株式会社です。
合同会社を選ぶケースも増えている
ただ最近は、Amazon JapanやApple Japanなど、外資系企業が日本法人を合同会社で設立するケースが増えています。これは税務上の効率や、意思決定のスピードを重視しているためです。
- 大規模資金調達には株式会社が適しており、上場で巨額資金を得ることが可能です。
- 外資系は、現地法人として柔軟な経営ができる合同会社を好む場合があります。
- 社内での意思決定を速めたい場合、合同会社の方が都合が良いとされています。
超富裕層はどちらの役員であることが多いか
株式会社に多い理由
超富裕層の多くは 法人形態 として株式会社の役員であることが多いです。その理由は、株式の保有によって資産を増やしやすく、事業承継や相続対策にも有効だからです。株の売却益や配当金を利用した資産形成の手法は、富裕層にとって非常に有効です。
合同会社も活用されている
一方で、合同会社も超富裕層の資産管理会社として活用されるケースが増えています。特に合同会社は定款で利益配分の割合を自由に決められるため、家族間での資産分散や相続対策に使われることがあります。例えば、資産管理法人を合同会社にして節税を行う例も多く見られます。
私の場合 (株式会社を選びました)
株式会社を選んだ理由
私は事業の規模拡大や医療法人との連携も視野に入れ、株式会社を選びました。また、将来的な選択肢が増えること (相続対策、会社の売却など) は大きな魅力です。
まとめ
今回は 法人形態 というテーマで、株式会社と合同会社の違いを調べてみました。どちらが絶対に正解というわけではありません。しかし、大企業や超富裕層の実態を見ても分かるように、規模や目的によって適した法人形態は変わります。ぜひ今回の記事を参考に、ご自身の将来像に最適な選択をしてみてください。


